CAD求人.comコラム
CADオペレーターになるには?新卒、中途のロードマップや勉強方法を解説!

CADオペレーターになりたいと思う人の中には、「未経験でもなれるの?」「実際に仕事に就けるの?」という悩みを抱えている方がいるかもしれません。
この記事では、新卒採用・中途採用の方がCADオペレーターになるためのロードマップを徹底解説します。さらに、習得しておくべき必須のCADソフトや、就職・転職の時に押さえておくべきポイントもあわせて解説しています。
これからCADオペレーターになりたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
CADオペレーターになるためのロードマップ
本題のCADオペレーターになるまでのロードマップを解説していきます。新卒採用・中途採用でロードマップが異なるので、ご自身の現状に合うロードマップを辿っていきましょう。
- 新卒採用の場合
- 中途採用の場合
あくまで一例ですので、CADオペレーターになる方法がこの限りではないことに注意してください。
新卒採用の場合
新卒採用の場合のロードマップは、以下のようなステップです。事前にCADスキルを身につけておくことで、自信を持って社会にでられます。
- 専門学校、大学でCADを学ぶ
- インターンシップに参加する
- 求人サイトに登録する
専門学校、大学でCADを学ぶ
CADオペレーターになるためには、CADを学ぶことが必須です。CADとは、パソコン上で設計や製図を行うシステムの総称です。
専門学校、大学ともにCADを学ぶ環境は整っていますが、より深く学べるのは専門学校です。理由として、CADの位置付けが異なります。専門学校は、将来CADオペレーターになるためのカリキュラムを用意しているため、CADを高く位置付けています。
大学は、専門分野の理解を深める一環でCADを学ぶため副次的になってしまいがちです。
インターンシップに参加する
インターンシップへの参加も視野に入れてみましょう。大学には、インターンシップへの参加で単位をもらえる学校も存在するので、一石二鳥です。
インターンシップに参加する大きなメリットは、企業とのつながりを作れることです。さらに、実際どのような業務をおこなっているか体験でき、自分が働いている姿をイメージしやすいでしょう。
インターンシップ参加者限定の選考もあるので、ぜひ参加してみてください。
求人サイトに登録する
就活と聞くと、企業説明会やOB・OG訪問などが一般的な印象があります。しかし、求人サイトも1つの就活の方法です。
マイナビやリクナビなどが馴染みが深い求人サイトですが、CADオペレーターに特化した求人サイトも存在します。
CAD求人ドットコムなどがCADオペレーターに特化した求人サイトです。CAD求人ドットコムは、職種・勤務地・使用ソフトを指定して検索できるため、自分の希望を叶えやすいです。
中途採用の場合
ここからは中途採用の方に向けたロードマップを解説していきます。新卒採用のステップと似ていますが、資格を取得すれば採用されやすくなることがポイントです。
- 職業訓練校やスクールでCADを学ぶ
- 資格を取得する
- 求人サイトに登録する
職業訓練校やスクールでCADを学ぶ
新卒採用の方々と同じようにCADオペレーターになるには、まずCADのスキルを身につける必要があります。職業訓練校やCADのスクールに通ってスキルを身につけるのが、おすすめです。
職業訓練校のメリットは、テキスト代以外基本無料でスキルの習得ができる点です。さらに受講期間中は職業訓練受講手当などの手当を受け取れます。
受講期間は6ヵ月間、週5日で通わなければならないことに注意しましょう。
資格を取得する
中途採用の場合、企業側は即戦力として活躍できる人材を求めています。
CADのスキルがあるかどうか客観的に証明できるのは、CADに関する資格です。資格さえ持っていれば、採用担当者の目に止まります。職業訓練校やスクールで一通りCADのスキルを身につけられたら、資格取得を目指しましょう。
求人サイトに登録する
新卒の方に向けた企業説明会やOB・OG訪問は多く存在しますが、中途の方向けのイベントはないわけではありません。
中途採用を目指している方は、求人サイトへの登録が主流であり、おすすめです。
求人サイトで企業側が中途採用の方に求めているものは、CADを難なく使いこなせて正確な図面を作成するスキルです。つまり、即戦力を必要としているため新卒よりも狭き門になってしまいます。
しかし逆を言えば、これまで培ってきたスキルと資格による客観的証明があれば、採用率は高いです。自信を持って自分を売り込んでいきましょう。
CADオペレーターになるには必須のCADソフト
ここからはCADオペレーターを目指す上で、習得必須のCADソフトを紹介していきます。
- AutoCAD
- Jw cad
- Vectorworks
どのCADソフトを選んだらよいのか迷っている方がいると思います。ぜひ以下の中から選んでください。
AutoCAD
世界、日本の中で最も使用率が高いCADが、AutoCADです。このAutoCADは大手ゼネコンや建築設計事務所でも使われており、とてもシェアの高いCADです。
建築・土木・機械・電気・インテリアと幅広い分野で活躍し、どのような業界でも活きる性能を誇っています。また、3DCADにも対応しており将来性も担保されているのが選ばれるポイントです。
欠点として、料金が高いことが挙げられます。月額9,900円の料金設定で手が出しにくいです。
学生や教員が無料で使える教育版ライセンスが用意されていますが、その他の方は自分の経済状況を考えて購入を検討しましょう。
Jw cad
Auto CADは海外の企業が開発したCADですが、Jw CADは日本の企業で開発されたCADソフトです。
Jw CADの最大の特徴は、完全無料で使用できる点です。多くのCADソフトは年間数万円の料金がかかってしまいますが、このCADソフトは初期費用がかかりません。
優秀な特徴のおかげで、大手ゼネコンから個人事業主まで幅広いユーザーに支持されており、無料でありながら有料CADソフトに引けを取らない機能を備えています。
欠点を挙げるとすれば、2DCADしか使用できない点です。3DCADを使用したい方にはおすすめできません。
Vectorworks
Vectorworksは、主に建築設計事務所やインテリアを扱う企業で多く使用されているデザイン性を重視しているユーザーに好評なCADソフトです。
2DCADのみならず3DCADにも対応しています。また、レンダリングやパース機能で完成予想図を作成してくれることも、人気の理由です。
さらにVectorworksは、WindowsだけではなくMac OSにも対応しています。普段使っているパソコンがどちらであっても使えるため、買い換える必要がありません。
CADオペレーターになるための学習方法
CADオペレーターになるためには、CADに関するスキルを上げていかなければなりません。しかし、独学では思うように成果が出なかったり、多くの時間をかけてしまうこともあると思います。
- 専門スクールに通う
- Youtubeを教材にする
- 職業訓練校に通う
- CAD研修が充実している企業を選ぶ
ここではおすすめの学習方法を紹介しているので、参考にしてください。
専門スクールに通う
仕事や学校に通っている方は、専門スクールでCADを学ぶのがおすすめです。仕事終わりや学校終わりに専門スクールに通うようにすれば、仕事との両立ができます。
CADの専門スクールでは、自由に時間割を決められたり、夜まで開講しているスクールがあるので柔軟な学習が可能です。
まずは学習環境や費用などの相談をするために無料説明会・体験会に行って、雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。
通学するかオンラインにするか、どのCADソフトを選ぶか、個別指導か集団指導かなど、自身の好きな学習スタイルで学ぶようにしましょう。
Youtubeを教材にする
YouTubeを使ってCADを学習するのも1つの方法です。試しにYouTubeで「CAD」と検索してみると、「Auto CAD講座」や「初心者向けトレーニング」などの動画が表示されます。
多くの動画コンテンツがYouTube上にあるため教材としての役割を十分に果たしてくれるでしょう。気になったところを巻き戻したり一時停止して、自分のペースで学習できるのもYouTube学習の強みです。
職業訓練校に通う
まとまった時間を確保できる方は、職業訓練校に通ってみるのもよいでしょう。職業訓練校とは、国や都道府県が運営する求職者が就職に必要な知識やスキルを無料で習得できる施設です。
再就職を目的としているため職に就いていない人が対象で、全国各地に職業訓練校が設置されています。
当然ながらCADスキルのコースも用意されており、建築CAD、機械CAD、3DCADを学ぶことが可能です。受講期間は3ヵ月〜6ヵ月で、即戦力までレベルアップできます。
最大の魅力として、テキスト代以外の費用がかからないのでぜひ活用しましょう。
CAD研修が充実している企業を選ぶ
働きながらCADを学びたい方は、CAD研修が用意されている企業に就職してしまうのも1つの方法です。
CADソフトを自分のパソコンに導入するのも、CADの専門スクールに通うのもどうしてもお金がかかってしまいます。金銭的に余裕がない場合は、いっそのことCAD研修がある企業に就職してしまいましょう。
CADスキルを働きながら学べるので、コストパフォーマンスがよい学習方法です。
しかし、求人サイトではCADオペレーターを募集しているのでスキルがない状態で就職するのはかなり難しいです。
CADオペレーターの就職や転職の時に押さえておくべきポイントは?
CADのスキルを習得していよいよ就職・転職活動となった時、押さえておくべきポイントが存在します。
- CADソフトの操作レベルを上げておく
- 習得したCADソフトが企業の使用しているものと同じか
企業とのミスマッチや他の志願者に負けないためのポイントを2つ紹介します。ぜひ参考にして、採用を勝ち取ってください。
CADソフトの操作レベルを上げておく
あなた自身がCADオペレーターとして就職したい企業がある場合、同じようにその企業を狙っている志願者が必ず存在します。
企業は使える人材を獲得したいため、CADのレベルをできるだけ上げておくことが重要になってきます。CADレベルの判断材料はいくつかありますが、資格やポートフォリオを用意しておくのがよいでしょう。
習得したCADソフトが企業の使用しているものと同じか
企業とのミスマッチを避けるために、企業が使っているCADソフトを確認しておきましょう。
習得したCADソフトを企業が使っていなかったら、気に入った企業でも断念せざるを得ません。企業側への事前確認と、求人サイトに掲載されている募集要項や、CADソフト欄をよく確認しましょう。未然にミスマッチを防げるでしょう。
逆に、気に入った企業がありまだどのCADを使うか決まっていない場合、企業が使っているCADソフトを学習し始めるのもよい方法です。
CADスキルを最大限発揮できるように、使用ソフトの確認は怠らないようにしましょう。
まとめ|必須スキルを磨いてCADオペレーターを目指しましょう!
CADオペレーターになるには、CADスキルを徹底して学習する時間が必要です。
今回は、新卒・転職者それぞれの方向けにCADオペレーターになるためのロードマップを詳しく解説しました。
また、CADソフトやCADの学習方法など、CADオペレーターになるまで、道に迷わないような情報も網羅的にお伝えしました。CAD求人ドットコムは、CADに特化した豊富な求人情報が掲載されています。
他の求人サイトと異なり、CADに関連した職種に特化しているため、CADオペレーターを目指す方は、ぜひCAD求人ドットコムを活用してみてください。